知床の鹿はホーミーで振り向く!5日目②【北海道女ひとり旅】
6月に行った北海道の旅の5日目。前回は午前中にフレペの滝遊歩道を歩いて、山頭火系のラーメンを食べたところまで書きました。午後はオロンコ岩の散策からスタートです!
2日目は余市でマッサンとウイスキーまみれ♡【北海道女ひとり旅】
3日目はアイヌコタンと毛ガニ&温泉三昧♡【北海道女ひとり旅】
知床八景のひとつ、眺望バツグンのオロンコ岩
ウトロ港近くにそびえるオロンコ岩は、なんと60mの高さがあり、360度ぐるりと見渡せる眺望の良さから知床八景にも選ばれている場所。って言っても景色についてはこのお天気じゃあ言わずもがなという感じではあるのですが…。
この看板の奥の階段を登ります。60mを階段で登るのはけっこう息切れです。
この背景に知床連山がそびえているはずなんですけど、ただただ白い…。
でも午前中に歩いたフレペの滝遊歩道ではまったく見られなかった花の咲く様子が見られました。こちらはエゾスカシユリ。
ここは高さがあるので、鹿が登ってこられないため食害にあっておらず、もともとの知床の植生が残っている貴重な場所なんだそうです。
これはなんでしたっけ…さっそく思い出せない…。記憶もピントもぼんやりしています…。
ちょっと遠いですが、これはハマナスの花。はっきりしたピンクが目を惹きます。
高い場所にあるので柵が設けられ、遊歩道も整備されています。
近くに人がいてもまったく動じないカモメ。
同じくウトロ港にあるゴジラ岩と呼ばれる奇岩も見下ろせます。手前がゴジラ岩。名前に違わず、けっこうゴジラに見えます。
オロンコ岩を見ているうちに、霧が完全に晴れるところまではいきませんが、だんだんと天候が回復してきました!
あっちにもこっちにも鹿!鹿見放題の知床原生林ウォーク
再び森へと戻りました。次の目的地は湯の華の滝(男の涙)。フレペの滝と違って、こちらは遊歩道のように整備されている道はないので、けもの道を辿って行きます。ここはガイドさんの案内がないと歩くのは難しいと思うので、歩いてみたいと思ったらガイドさんへの依頼がおすすめ。
少し歩けば早速いました、鹿。
目が合いました。
またこっちを見ている。
この写真には鹿が2頭写っているのですが、わかりますでしょうか?
野生の鹿はオスの方が警戒心が強いらしく、人間の目の前に姿をあらわすことはめずらしいそう。なのでここまでの写真も全部メスです。
メスは子どもを産むとき以外は群れで行動するので、1頭見つかれば必ずと言っていいほど近くに他の個体もいます。1頭2頭じゃなく複数いるので、もういいだけ鹿が見放題です。
またいた。
鹿を見つつ歩いて、海岸線までたどり着き、男の涙が見えてきました。
この写真じゃ分かりにくいですが、写真のちょうど真ん中あたり、岩が出っ張ったところに白い線がぼんやりと見えています。これが男の涙と呼ばれる滝です。
滝が見やすいように対岸まで移動しようと振り向いたらまた鹿。
今度こそわかるかな?ちょうど真ん中の下のあたりに滝が写っています。
やっとアップ。これなら滝の姿が見えますね。写真の腕が足りないので伝わりにくいですが、結構迫力があって、生で見ると見ごたえのある景色です。
これは崖の途中に熊の巣があるよとガイドさんに教えてもらって撮った写真なのですが、今見てもそれがどこなのか分からない〜^^;すごい角度のところにつくるなあと驚いて撮ったのですが、今写真で見てもわからないぐらいなので、ガイドさんに教えてもらわない限り自分では絶対に気づかないなあ…。
また鹿を発見。今度は近いです。
こっち見てる!
実は鹿はですね、人間慣れしているところもあるのか、ある程度近くにいても全く人のことなんて気にしていないので、振り向いてもくれないのですが、なんとホーミーには反応するのです!今まで振り向いてる写真も全部、ガイドさんがホーミーをしてこっちを向かせたもの。ホーミーにそんな力があるとは!
ガン見されてます。すごいやホーミー!
知床に行く機会があれば、ぜひホーミーの技を取得してからお出かけください。
再び森を歩いて戻ります。知床の森はトドマツが多く生えています。
風で倒された木の上でも新しい命が芽生えています。
しいたけも生えていました。天然しいたけ、美味しそう。
ふたたび熊の巣を発見しました。本当に実際に会わないで済んだことがラッキーなだけで、ここは熊の住処なんだなあとあらためて実感。熊に十分な配慮をしつつ、謙虚な態度で見学させてもらわないといけないですね。
この日はここまでで終了。知床の自然を存分に満喫できた1日で、自然遺産にも選ばれた知床の良さを存分に感じた日でした。
特にガイドさんに案内してもらうと、解説つきで歩くので、ただ歩くよりも断然楽しい。知床散策はガイドつきのツアーをオススメします!そこら中に熊もいるので怖いですしね^^;
北海道の旅もあと2日。翌日はやっとお天気が回復したので、今度こそ美しい知床連山をおがめます。次回へ続きます!