知床五湖に写る知床連山が絶景の6日目②【北海道女ひとり旅】
6月の北海道の旅6日目の続きです。快晴の知床五湖を歩きます。
2日目は余市でマッサンとウイスキーまみれ♡【北海道女ひとり旅】
3日目はアイヌコタンと毛ガニ&温泉三昧♡【北海道女ひとり旅】
森を歩いて、知床五湖の5つの湖を散策
この日の午後は知床五胡ガイドウォークを予約していました。今の時期だと、ガイドさん無しでも歩けますが、私が行った6月はヒグマの活動期なので、ガイドさん付きのツアーでないと歩くことができません。
歩く前に、まず講習を受けないといけません。主にヒグマに会わない方法、会ってしまった時の対処法を学びます。ほぼ毎日のようにヒグマが目撃されているので、会ってもまったくおかしくないのです。会いたくないな〜…。
10分ほどの講習を終えて、早速歩き始めます。遊歩道は整備されているので歩きやすいですが、基本的にはあまり手の入れられていない森を歩いていきます。そのおかげか、蚊がすごい!長袖&虫除けスプレーは必須です。歩くとちょっと暑いぐらいだったのですが、途中で私は蚊よけのために手袋までつけました。
顔の周りもひっきりなしに飛ぶので、終始顔の周りを手で払いながら進んだのですが、その手まで蚊に刺されそうなんですもん…あんなに蚊に襲われたのは人生初でした。
地面には大きなミズバショウがたくさん。そういえば冬眠明けには、熊はミズバショウの根っこの部分を食べるそうですよ。微毒があるので、冬眠明けのお腹をすっきりさせるのにちょうどいいんだそうです。
歩きながら森を眺めるのも楽しいのですが、とにかく蚊がすごいので、ひたすら顔の周りの蚊を手で払いながら進みます。
この木にはくっきりと熊の爪痕が。ヤマブドウを食べるために木登りもするらしいですよ。あんな重そうな身体なのに、その身軽さが恐ろしい〜。
ところどころでガイドさんから森について解説してもらいながら進み、まずたどり着いたのは五湖。
この時は風がほとんどなくて、真っ青な湖が、まるで鏡のよう。
少し風があるだけで、湖面にさざ波ができてしまいます。
鴨らしき鳥が泳いでいました。
湖間の距離はさほど離れていません。五湖から離れて、まもなく四湖にたどり着きました。
今度は知床連山がくっきりと湖面に写っています。
湖に写る知床連山もとっても美しい。
湖を見る楽しみだけでなく、森歩きもとても気持ちいいのです。
次いで三湖。
場所が違うので、ちょっとずつ知床連山の見え方も変わります。
周りを歩きながら、いろんな角度から景色を堪能。
地上遊歩道で見る最後の湖、二湖にたどり着きました。
残念ながら風がでてきてしまって、湖に写る景色は楽しめませんでした。でも山は変わらずきれい。
空も本当にきれいな青色。
対岸にまたもや、鹿!左の端の方に写っています。どこにでもいるなあ、鹿。
五湖、四湖、三湖、二湖と歩き、高架木道へと戻り、最後は一湖。
この五湖も海の近く。海に目を向けると、なんだか神々しいような太陽が見れました。
この山の美しさも忘れられません。
終始お天気に恵まれて、最高の景色を堪能できた1日でした。そういえば幸いなことにこの日は熊に遭遇せず。よかった。でも、熊を見たがる人も多いようで、ガイドさんは必死に熊の姿を探していましたが…。動物園じゃないんだから、見れなくて残念じゃなくて、出会わないことが幸せだと思います。それに人間が気付いていないだけで、熊にはきっと私たちの姿を見られているんだろうなあ。
いよいよ知床滞在も残り1日です。翌日は、空港へと向かいがてら「天へと続く道」へ。車で走るのが最高に気持ち良い道路でした。次回へ続きます!