まるで絵本の世界!?アートな小諸のツリーハウス【長野女ひとり旅】
前回の更新からずいぶん間が空いてしまいましたが、長野の旅、続きです!4日目の午後、小諸に再び戻ってツリーハウスを見に行きました。
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小諸の大自然に佇む、アートなツリーハウス
車山高原からまたまた1時間ほどかけて、小諸に戻ってまいりました。存在を知った時からずーーーーっと行きたいと思っていた、小諸ツリーハウスプロジェクトを見に行くためです!
小諸ツリーハウスプロジェクトの主体は、安藤百福センター。日清食品の創業者で、インスタントラーメンを開発した安藤百福さんの名前を冠した団体で、普段は、自然体験活動指導者の養成活動をしているそう。
ざっくり言うと、子供にもっと野外で自然に触れ合ってほしい、そのための指導者が足りないから育てないと!というのがセンター設立の目的だそう。そしてその拠点である安藤百福センターが小諸にあるわけです。さすが大企業はお金かけるところが違うわ…。
そしてツリーハウスは、このセンターの敷地内にある森のなかに、全部で7つ建てられています。一般にイメージするいわゆるツリーハウスじゃなくて(そういうツリーハウスも大好きなんですけど)、すべてアーティストがデザインした、個性的なツリーハウスなのですよ〜。
最初に出会ったのは、「間」と名付けられたツリーハウス。こちらは佐藤可士和さんのデザインによるもの。
”手すりも壁もない板の間が、樹々の中の空間を切り取って出現した世界”をイメージしたそうです。実際に中に入れる作りなのですが、普段はハシゴが外されているので、残念ながら入れないんですよね。外から見ると正直???な印象なのですが、中に入って景色を眺めたら、また印象変わるかしら。
余談ですが、佐藤可士和さんというと、どうしてもセブンのコーヒーマシンを思い出してしまう…。
当初は本当に、店舗ごとに工夫が凝らされてましたね〜笑。私もアイスコーヒーの容器にホットコーヒーを注ぐこと2回ですよ。うす〜い、ぬる〜いコーヒーができあがりました。
この印象があるからじゃないんですけど、このツリーハウスが一番イマイチだったなあ〜^^;。
次に見つけたのはこちらの「バードハウス」。本当に森にまぎれるように作られています。遠くから見ると大きな一つの小屋のようですが、たくさんの鳥の巣の集合体のイメージだそう。写真はバードハウスの裏側、人間用?の入り口として大きな穴が開けられています。ここから鳥の巣をこっそり覗きみるんだそうです。
表側の写真は、ぐるっと回り込まないとならないのでまた後ほど。次のツリーハウスを見つける前に、木に取り付けられたブランコを見つけました。
こういうの、憧れたな〜!乗りたかったんですけど、くくり付けられているロープが細めで、万が一壊したらいやなので、眺めるだけにしておきました。ああ私が子どもだったなら、確実に乗ったのにな〜。
そしてふたたびあたらしいツリーハウスが。「オオムラサキのツリーハウス」です。オオムラサキは蝶の名前で、蝶に乗って空に飛ぶようなイメージでデザインしたんだそう。
オオムラサキのツリーハウスは、ハシゴがついていたので登ってみたのですが、これ、登るとゆらゆらとゆれるのです。ちょっとした浮遊感が本当に味わえるのですが、覚悟しないで登ったので、けっこう怖かった^^;でもおもしろい仕掛けでした!
続いてのツリーハウスは、三角の穴あきチーズの形をした「チーズハウス」。”小動物が大きなチーズを見つけて持ち帰り、取られないように高い木の上に運んだ”という、小さい時にアニメでよく見たようなシーンをイメージしてデザインしたんだそう。そういうシーン、私も見たことある気がする〜!
下から見ると、ちゃんと三角のチーズの形!残念ながらこれは登れなかったのですが、中にはチーズを食べるリスのモチーフがいるんだそうですよ。なんか夢あるなあ。いいなあ。
そういえば、この森の中を歩いている間、ポトポトと絶えず音がしていて、なんだろう?と不思議に思っていたのですが、途中でようやく気づきました、木の実が地面に落ちる音だってこと!
地面は落ちたどんぐりに栗だらけ。栗はバケツに集めてましたよ。食べるのかな?大きくつやつやとした、立派な栗でした。
続いてのツリーハウスは「又庵」。茶室をイメージしているそう。コンセプトは”ひととき樹上にたゆたう「木漏れ日の茶事」を開いて、遠来の客人をもてなせるように構想しています”だそうですよ。私も又庵でもてなされた〜い!
これも普段は登れないやつです。イベントを開催するときだけ、全部のツリーハウスに登れるようになるそう。ただ、そういうときは子どもがいっぱい来るんでしょうから、子どもたちを押しのけるぐらいの気持ちがないと、大人は登れないのかもしれない^^;
続いては、ちょっと開けた場所に2つのツリーハウス。「Birds Eye View」と「NEST」という名前のツリーハウスです。
まずは「Birds Eye View」から。これ、角度によってはちゃんと鳥の形に見えるのですが、その角度に気がつかなかったので、私の撮ってきた写真では、ぱっと見なんなのかわからない…。
これは登れるツリーハウスで、鳥の目線で小諸の景色を楽しむというコンセプト。登る過程は大人にはちょっと窮屈ですが、鳥なんだからしょうがないですね。
そして「NEST」。これもまた変わってて、もはや木製でもないのですが、特殊なネットが張りめぐらされて成型されています。
NESTはたぶん、がんばれば登れるんだけど、完全に野ざらし状態なので、汚れが気になって登れなかった…。中に入って、ごろごろ寝っ転がってみたかったなあ。次行くならもう山に登るような格好で行きたいと思います。それぐらいじゃないとツリーハウスを堪能しきれないわ!
日清という企業がずいぶんと贅沢なお金の使い方してるなあ、という思いはどうしても頭をよぎりつつも、とてもわくわくする楽しい場所でした!
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念願のツリーハウスを満喫した後は、今日の宿泊先へと。予約していたのはチサングランド長野。明日の移動を考えると、4日目のうちに長野へと移動しておいたほうがよくて、また1時間半近くドライブして向かいました。
楽天トラベルから写真をお借りしました
ホテル自体はごくふつうです。今あらためて確認したら、どのサイトでも評価はけっこう高いですねえ。ホテル自体は全然記憶に残ってないので、悪いとこはなかったんだと思います^^;
【「チサングランド長野」の口コミ評価】
・一休:⭐︎4.23
・じゃらん:⭐︎4.3
・スマ宿:⭐︎4.61
・楽天トラベル:⭐︎4.21
でも結果的にこのホテルにして良かった!と思った理由が一つだけありまして、夜、ホテルの近くだからという理由が決め手になって行った居酒屋さんが、とてもとても良いお店だった!!!
チサングランドホテルのほぼ裏側、徒歩1分で行けるお店、ふたひろさん。(※2018年現在は移転して長野駅から徒歩7分の場所にお店を構えているようです)
奇をてらったお料理ではないのですが、一工夫されたお料理がとっても美味しくて。でもおかみさん?の対応がかなりサバサバとしていて、私は嫌いじゃない距離感でしたが接客については好みは分かれるかもしれない。
大満足で4日目が終わって、残すところ1日。5日目は、栗の名所・小布施で栗三昧してきました!次回へ続きます。