岩手の猊鼻渓と厳美渓をめぐる1泊2日旅【女ひとり旅】
新緑の猊鼻渓&厳美渓を見に行きたくて、5月中旬に一関へ一人旅。一度食べたかったもち膳も食べて、渓谷の風景に癒されて、短いけど充実の旅になりました。
旅行のタイムスケジュール
1日目
- 12時過ぎ:蔵元レストランせきのいちで餅ランチ
- 14時〜:猊鼻渓で舟下り(所要時間:1時間半)
- 16時前:石と賢治のミュージアム
- 17時過ぎ:旅館舞鶴にチェックイン
2日目
- 10時ごろ:達谷窟毘沙門堂
- 11時ごろ:厳美渓
旅の振り返り
1日目
まずは一関の伝統食だという「もち膳」を食べに、「世嬉の一酒造(せきのいち)」という蔵元がやっている建物の雰囲気が素敵なレストランへ。
これが9種類の餅料理が食べられる「果報もち膳(2,200円)」です。お椀に入ったお餅8種+お雑煮(上の写真には写ってません)。
お餅でこの値段はちょっと高いのではと思いましたが、手がかかってるなあというのが分かるラインナップ&お味でした。
お口直しのお惣菜と、甘酒もおいしかった。
続いて向かったのは猊鼻渓。舟下りでの観光です。30分間船に乗って川の上流を目指し、たどり着いた先の陸地で20分の散策、そして再び30分川を下ってくるというルートでした。
川の流れはとにかく穏やかで、鳥のさえずりもよく聞こえます。とても心地よい船旅。
そして船でたどり着いた先のお楽しみが「うん玉」。対岸の岩に空いている穴に向かってうん玉(3個で100円)を投げて、入ればラッキーという運試しです。
わりと距離があって、私は岩まで届くのがやっとでした。同じ船に乗っていた10数人が投げて、入ったのは2人だけと言ってたので、なかなか難易度高めです。
続いて向かった「石と賢治のミュージアム」は、宮沢賢治がかつて勤務した、旧東北砕石工場のそばに作られた博物館。
てっきり宮沢賢治は生涯学校の先生だったものと思い込んでいたので、砕石工場に勤務していたとは驚きでした。そんなに見るところは多くないのですが、鉱石好きならおすすめ!
石と賢治のミュージアムの後は旅館舞鶴にチェックイン。部屋は新しいけど簡素な造りで、お風呂も3人入ればいっぱいの名ばかり大浴場だったけど、食事が良いお宿でした。1泊9,900円とは思えない内容で、食事重視の方にはおすすめ。
私はトイレだけついている部屋を予約しましたが、混む時期に泊まるならユニットバス付きの部屋にしたほうが良いかも。お風呂が本当に狭いので、泊まっている人が多い日だと入るタイミングが難しそうです。
2日目
2日目は、まずは達谷窟毘沙門堂へ。岸壁にくっついて建てられているお堂が見どころのお寺です。
境内に生えていた「大オッコウ」。樹齢500年のイチイだそうで、立派な枝振りにしばし見入ってしまう。
続いて厳美渓へ。街中にある渓谷でした。渓谷を見通せるポイントが少ないので、あっという間に見終わってしまう。
厳美渓名物のかっこう団子はおすすめ。カゴにお金を入れて木槌で合図すると、対岸のお団子屋さんがカゴを引きあげて、団子(3本入り)を入れて戻してくれる仕組み。
木槌での合図なので、聞き逃さないように対岸からお店の人がずっと見張ってます。引き上げるのもなかなか大変そうで、案外体力と気力が要りそうなお仕事。