だいたい国内ひとり旅

一人旅を愛する30代女子です。女ひとり旅のコツや旅の記録、おすすめの旅先なんかを綴っています。

青森ヘビーリピーターがおすすめする弘前1泊2日観光モデルコース!

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今までに10回以上は青森に旅行に出かけ、好きが高じて1ヶ月滞在したこともある青森リピーターの私がおすすめする弘前12日観光モデルコースをご紹介します!

<目次>

1日目早めのランチ:一休寿司

出発地点にもよりますが、弘前に到着するのは早くてもお昼前、という旅程の方が多いと思いますので、弘前に着いたら早速ランチを食べましょう!おすすめのランチは「一休寿司」のばらちらしです。

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その時々によって魚介の種類は変わると思いますが、私が食べた時はマグロに穴子、アワビに数の子にいくらにうに、とびっこと豪華な魚介類がご飯の上にびっしり!食感が色々なので食べていて楽しくて、そして海に囲まれた青森なのでもちろんお魚がおいしくて、旅の始まりとしては最高のランチですよ。(上の写真はお持ち帰り用に包んでもらったもので、もちろん店内でも食べられます)

1日目午後:津軽藩ねぷた村~弘前シードル工房kimoriでシードルを試飲!

弘前といえば弘前ねぷた!お祭りが開催されるのは8月の頭ですが、いつ行ってもねぷたを見られる津軽藩ねぷた村を訪れて、芸術品のような山車を鑑賞しましょう。

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663highland [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)]

青森市の立体的な人形型のねぶたと違って、扇型の山車が多いのが弘前ねぷたの特徴。個人的にはねぶたの方が迫力を感じるのですが、平面に描かれているねぷたはその分絵がきめ細かいというか、表現が細かいところも特徴なのかなと思います。絵から気迫を感じるような勇猛なねぷたを、ぜひじっくり鑑賞してみてください。

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ねぷた鑑賞の後に立ち寄って欲しいのが、弘前市りんご公園の敷地内にある「弘前シードル工房kimori」。りんご農家さんが自分で育てたりんごを使って醸造しているシードルの工房で、試飲として1300円でシードルを飲むことができます。

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工房の目の前にはりんご畑が広がっていて、収穫時期には真っ赤なりんごがなる様子が見られますし、5月ごろなら白いりんごの花が咲く様子も楽しめますよ。

1日目夕方:直売所 野市里(のいちご)であま~い嶽きみソフト!

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1日目のホテルにチェックインする前に、ちょっと寄って欲しいのが直売所 野市里(のいちご)。弘前の地場産品を扱う直売所で、ここで嶽きみソフトという弘前のブランドとうもろこしを使ったソフトクリームが食べられます。

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とうもろこしのソフトクリーム??と思う方もいるかもしれませんが、もともとスイーツのようにあま~い嶽きみなので、ソフトクリームとも相性バッチリ。ほかにも嶽きみプリンや嶽きみロールケーキなど、嶽きみを使ったスイーツが販売されているので気になる方はお試しを!

1日目夜:弘前の名湯・百沢温泉「アソベの森 いわき荘」に宿泊

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いわき荘は百沢温泉郷にある温泉です。着いたらまずはお風呂!百沢温泉は濁り湯で、温泉!という感じの温泉で気持ちいいですよ~

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大浴場の湯船は青森ヒバで造られたもの。そして湯船以外も、壁も床もヒバ造り。このヒバの香りのおかげで、さらにリラックスできるんです。

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露天風呂は屋根付きの半露天という感じ。雪の多い場所なので、屋根がないと冬は露天風呂入れなそうですね。周りが緑に囲まれてて、露天もとっても気持ちいいです!

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夕飯も一通り載せておきます。本鮪のお刺身に、津軽たにかわ牛のソテーに、フカヒレののった蒸し物にとなかなか豪華!弘前ならではのお料理、という印象はそこまでありませんでしたが、どれもおいしいお料理で満足度は高かったです。

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漬物だけがセルフバイキングスタイルで、好きなだけ選べました。お酒のアテにもぴったり!

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夕食後は、地元の若者による津軽三味線のショーもありました。こちらの二人はたしか兄妹だったと思います。休日の夜に地元のホテルで三味線引くなんて、偉いな〜。

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朝食は野菜たっぷり!皿数は多いですが量はそこまで多くなくて、朝のお腹にもやさしいボリュームでした。

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そしてここいわき荘は屋上からの岩木山ビューが素晴らしいのです!

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振り返ると白神山地まで望めて、岩木山周辺のビュースポットとしてはとびきりの展望スポットだと思います。チェックアウトの前に忘れずに屋上に行って景色を堪能してください!

2日目午前:岩木山神社

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2日目の午前中の観光は、岩木山神社からスタートしましょう!岩木山を御神体とする岩木山の麓にある神社で、鳥居の奥に岩木山山頂を望むことができます。

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長い参道の奥には、朱色の楼門。その奥の中門も拝殿も朱色です。ここはなんだか本当に空気が澄んでいるというか、行くと清々しい気持ちになれる場所。

個人的にはパワースポットと言われるところに行ってみたところで、特になにも感じないで終わることも多いのですが、そんな私でもここ岩木山神社は、行くだけで心がスッキリする気がします。この独特の空気感をぜひ現地で味わってみて欲しいです。

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そしてこの岩木山神社の名物?である2体の狛犬もお見逃しなく。楼門を囲う石柵につかまるような格好で、1体は頭を上に、もう1体は頭を下に向けた逆立ちの姿をしているめずらしい狛犬です。頭を上にした狛犬は金運アップに、逆立ちの狛犬は恋愛運アップにご利益があると言われているので、ぜひ触れて、写真に収めてきてくださいね。

2日目ランチ:マタギ亭でマタギ飯!

2日目のランチは、嶽温泉・山のホテルにある食事処「マタギ亭」の名物・マタギ飯がおすすめ!山菜を使った炊き込みご飯で、注文してから目の前で炊き上げてくれて、しかも炊き上がるまでに一風呂浴びるなんてこともできるようです♨︎

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私は実は山のホテルの温泉には入ったことがないのですが、同じく嶽温泉にある小島旅館で日帰り入浴は何度か行っていて、嶽温泉もまた良いお湯なんですよ~。

1日目の宿として紹介した百沢温泉もすぐそばで、違う温泉地ではありますが嶽温泉も百沢温泉と同じく濁り湯系で、じんわりと身体が温まる気持ちよさ。ランチの釜飯が炊けるのを待つ間に温泉!なんてなかなかできないと思いますので、ぜひお昼はマタギ亭で!

2日目午後:白神山地でハイキング~乳穂ヶ滝へ

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午後は青森と秋田にまたがる世界自然遺産・白神山地をちょっぴり歩いてみましょう!白神山地は広範囲にわたっているので、本格的な登山の格好じゃないといけない場所もありますが、気軽に散策できるハイキングコースもいくつかあるんですよ。なかでも12時間あれば歩けて、弘前からもアクセス便利で手軽なハイキングコースが世界遺産の径 ブナ林散策道です。

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ブナ林散策道の名前の通り、ブナ林の中に整備されたハイキングコースで、特に新緑シーズンの爽やかさったら!

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ちょっとしたアップダウンもありますが、基本的にはとても歩きやすく、なので足元を気にしすぎず、スクッと伸びたブナを見上げながらのんびり歩くと最高にリフレッシュできます。

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ブナ林の湧き水が飲める水飲み場も散策道の入り口付近にありますので、ハイキングの後はおいしい湧き水で喉を潤してくださいね。

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白神山地を歩いたあと、近くにぜひ寄って欲しいスポットがあります。乳穂ヶ滝という滝です。

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水量が少ないので、迫力のある滝という感じではないのですが、そこそこの高さがあって、線のように細い水が束になって滴り落ちる様子はなかなかに見応えがありますよ。

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そして滝の出どころ?近くまで登ることができるのもめずらしい。小さな祠が置かれているので、ここまで登って手を合わせてきてくださいね。

この滝、冬には凍って1本の氷柱になる年もあるそうです。(近年は温暖化の影響であまりみられない現象のようですが) 冬に行くのはなかなか大変な場所だと思いますが、見られたらラッキーな光景ですね。

ゴールデンウィークは弘前公園の桜&世界一の桜並木も外せない!

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写真提供:弘前市

桜の名所として有名な弘前公園の桜が咲くのは、4月下旬〜5月上旬ごろ。ちょうどゴールデンウィークに当たるので、この時期訪れるなら弘前公園を旅のプランに追加してくださいね!

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桜のピークが過ぎた頃には、弘前公園のお堀が桜のピンクの花びらで埋まって、これはこれでとてもきれいなんです。花筏と呼ばれている光景です。

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そして弘前のもう一つの桜の名所が、世界一の桜並木。岩木山のふもとを通る鯵ヶ沢街道沿いに、全長約20kmに渡って桜の木が植えられています。品種はソメイヨシノではなく、オオヤマザクラという濃いピンク色の山桜。どこまでも続くような長い長い桜並木で、春だけの絶景ドライブが楽しめます!

世界一の桜並木も最近徐々に存在が知られてきているのかなと思いますが、まだまだ穴場といえる場所なので、のんびりお花見をしたい方には特におすすめのお花見スポットです。

弘前・青森市・八戸、それぞれに違う魅力がある青森!

今回は弘前のモデルコースをまとめてみましたが、本当は青森市内観光もおすすめだし、八戸や奥入瀬渓流もものすごくおすすめなので、青森には最低3回は旅行に行ってほしいなあと青森好きとしては思っています。(この他にも人気の青池や不老ふ死温泉とか、恐山もおすすめなので本当はもっと何度も行ってほしい!)

何回行っても楽しい青森、ぜひ足を運んでみてください!