だいたい国内ひとり旅

一人旅を愛する30代女子です。女ひとり旅のコツや旅の記録、おすすめの旅先なんかを綴っています。

大歩危・祖谷の半日観光モデルコース!3つのかずら橋と小便小僧・ひの字渓谷をめぐる旅

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徳島県の秘境である大歩危・祖谷。有名な「祖谷のかずら橋」とさらに奥地にある「奥祖谷の二重かずら橋」、そして小便小僧像やひの字渓谷といった祖谷の人気スポットを半日でめぐる日帰り観光モデルコースをご紹介します。

<目次>

まずは「祖谷のかずら橋」からスタート!(滞在時間目安:1時間)

大歩危・祖谷に来たら、まずは「祖谷のかずら橋」から観光をスタートしましょう。「かずら橋夢舞台」という道の駅の駐車場に車を停めて(駐車料510円)、そこから橋までは歩いて5分ほどです。

(ちなみに、かずら橋夢舞台の向かいに私設の駐車場があって、そちらは駐車料金300円でした。そしてかずら橋夢舞台の奥にもさらに400円で停められる私設の駐車場があったので、なるべく橋に近づきたい方はそちらの駐車場の利用がおすすめ。ただし駐車料金は混雑具合によって変動するかもしれません)

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入り口に着いたら、通行料を払います。大人ひとり550円。3年毎に橋を架け替えるそうなので、この入場料がその費用にもなっているんでしょうね。

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橋の入り口まで来ました。こうやって見るととてもしっかりした橋に見えるので(実際しっかりはしているんですが)、難なく渡れるかと思いきや…

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足元が、スカスカ…!これは怖い…

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前にいた人が、ずいぶんゆっくり渡るなあと思っていましたが、これは時間がかかるのも納得。高所恐怖症の人は、眺めるだけで渡るのはやめておいた方がいいかもしれません。

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でも緑に囲まれていて環境はとても良いです。

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下を流れる川も水が澄んでいてとてもきれいなので、余裕があれば周囲をキョロキョロしてみてください。

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橋にしがみつきながら渡り切って、ようやく一息。橋自体はさほど長さはないので、5分もあれば渡り切れると思います。

橋は一方通行なので、戻らず違う橋(そっちはコンクリ製です!)を渡って入り口の方に戻ることになります。戻る途中には滝があったり、

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橋がかかっている川の辺りまで降りることもできます。本当に清々しい空気の場所です。

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そして対岸に戻る橋からもかずら橋の全景を眺めることができるのですが、橋の影が格子状になっています。これは怖いわけですね…。

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続いてひの字渓谷&小便小僧像へ!(移動時間+滞在時間目安:30分)

かずら橋で橋を渡るスリルを堪能した後は、同じく祖谷渓の名所であるひの字渓谷、そして小便小僧像へと向かいましょう。北西の方向に車を走らせると、まずたどり着くのはひの字渓谷です。

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ちょっとした駐車スペースが道路沿いにあるので、ここに車を停めて眺めましょう。

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祖谷川が蛇行し、ひの字に見えることからひの字渓谷と言われているということなのですが、普通のレンズじゃ収まりきらないスケールの大きさ!

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ひの字の奥もこんな感じで稜線が続いているのですが、道路から見下ろせるところでこれほど際立った稜線を眺められるというのもめずらしい気がします。十分眺めを堪能したら、続いて小便小僧像へ!

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小便小僧像の方にもほんの少し駐車スペースが設けられているので、こちらに車を停めて早速鑑賞!

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小便小僧の像はこんな崖っぷちに設置されています。

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上から覗き込んでみると、これはスリルある〜!高さは200mほどあるそうで、かつて子どもたちがここに立ち、度胸試しをしたという逸話を元に置かれた像だそうですよ。

来た道を戻って、次は奥祖谷の二重かずら橋へ!(移動時間+滞在時間目安:2時間30分)

祖谷のかずら橋周辺の見どころを一通り見終わったら、続いて奥祖谷へと向かいましょう。目的地は「奥祖谷の二重かずら橋」。小便小僧像からはところどころ狭〜い山道を通って、1時間〜1時間半ほどの道のりです。

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こちらでもまずは通行料550円を支払います。この奥に2つのかずら橋があるんですよ。

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入り口から近いのが「男橋」と名付けられたかずら橋です。

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こちらももちろん足元はスカスカ!ただ、祖谷のかずら橋と比べると足元の1本1本の木が太くて、渡る恐怖感は多少薄れました。

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橋の上からは、もう一つの橋である「女橋」も見られます。奥祖谷の二重かずら橋も、祖谷のかずら橋も同じ吉野川にかかる橋なのですが、奥祖谷の方が上流になるのでより山深い印象です。

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渡り切って振り返ってみると、まとまった人数の団体さんが渡り始めていました。こうやって複数の人が渡ると、吊り橋って揺れが余計激しくなるんですよね…なのでなるべく揺れを回避したい方は、人が少ない時を見計らって渡るのがおすすめ。

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男橋を渡ったら、続いて女橋を渡りましょう。
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こちらも足元の様子は変わらず…ただし水面からの高さが4mと低めなので(男橋は12m、祖谷のかずら橋は14mあります)、3つの橋の中では一番怖くないかも。

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サクッと渡って橋の全景を写真に収めてみました。つくづく、風情のある橋だなあ〜。

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そして2つのかずら橋を渡り終えたら最後に体験しておきたいのが、「野猿」と呼ばれる人力ロープウェイ。籠にロープが渡してあって、中に乗って手でロープをたぐり寄せながら進む仕組みです。まさに人力!空いていれば誰でも無料で利用できるので、ぜひ体験してみてください。

アクセスの注意点:車の運転にはくれぐれも気をつけて!

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今回紹介した場所はそれぞれそこまで離れていないのですが、移動のために通行する道路がなにせ狭いです。祖谷のかずら橋周辺だけであればほぼしっかり二車線設けられているのですが、ひの字渓谷・小便小僧方面へ向かう道も、奥祖谷の二重かずら橋へ向かう道も、どちらも対向車とすれ違えない道路を通行する必要があります。

特に奥祖谷の二重かずら橋へと向かう道のりでは、二車線になったりすれ違えない道になったりというのを繰り返すので、なかなか気が抜けない運転が続きます。対向車が来たらバックしてやり過ごさないといけない場面もあるので、運転はくれぐれもお気をつけください!

もっと時間があれば観光遊覧船もおすすめ

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まず祖谷エリアまでたどり着くのに時間がかかると思うので、サクッと半日でめぐるコースをまとめてみましたが、もっとゆっくりできる方は大歩危峡観光遊覧船の利用もおすすめ。往復30分で、吉野川の川下りを楽しめます。美しい川はもちろん、水蝕された険しい岩々にも注目です。

大歩危・祖谷は新緑の時期、紅葉の時期は特に木々の美しさも堪能できておすすめ。祖谷の秘境を一度は訪れてみてください!