しまなみ海道一の展望スポット!隈研吾氏設計の自然に溶け込む大島・亀老山展望公園
しまなみ海道の展望風景が好きで、あちこち展望スポットを訪ねているのですがその中でもやっぱりここが一番!と思うのが大島の亀老山展望公園。くねくね山道を登った先に来島海峡大橋の絶景が待っています!
<目次>
- 大島にある標高307.8mの亀老山山頂の展望スポット!
- 展望台への道中に設けられたテラスからの展望も必見
- 生口島出身の画家・平山郁夫さんも描いた景色
- 亀老山展望公園へのアクセス・自転車はかなりハード!
- 尾道側のしまなみ海道ドライブもおすすめ!
大島にある標高307.8mの亀老山山頂の展望スポット!
亀老山展望公園は、広島・尾道〜愛媛・今治間を結ぶしまなみ海道がつなぐ島のうち、愛媛県側最後の島である大島にある展望スポットです。
なかなかの勾配の山道(島の山に続く道のわりには道幅が広いので、比較的運転しやすいです)を登っていくと、車が20台ほどは停められる駐車場にたどり着きます。ちょっとした売店と、トイレもありますよ。
そしてこの売店の左手の道を進むと、建築家の隈研吾氏が設計したという展望台へと登ることができます。この展望台からの景色が絶景なのですが、展望台自体もとても素敵なつくり。
なんでも、亀老山の景観を壊さないようにと、この亀老山山頂の地形に埋没する形で建てられているんだそう。近くまで行かないと目に入らないのは確かで、駐車場からですらこの展望台の存在に気づかないのですが、あえてそれを狙ってつくられた建物なんですね。
この展望台から、しまなみ海道をはじめとして胸がすくような360度の絶景が眺められます。
日陰がまったくないのでなかなか長居はできないのですが、それでもずっと見ていたくなるような景色が見渡す限り広がっています。
しまなみ海道のある海峡は波が少なく穏やかなので、潮流まではっきり見えるのもここならではの景色だなあと思います。
展望台への道中に設けられたテラスからの展望も必見
展望台の手前、道路沿いにいくつか展望テラスが設けられていて、こちらからの景色も絶景!(肝心のテラスが写っていないのですが、上の写真の道からしまなみ海道側にせり出す形でテラスが設けられています)
展望台からよりも、より間近に来島海峡大橋を眺めることができます。写真家である故安藤喜多夫氏の提案によりつくられたテラスだそうで、格好の撮影スポットですよ。
生口島出身の画家・平山郁夫さんも描いた景色
有名な日本画家・平山郁夫さんの出身地がしまなみ海道が通る島の一つ・生口島で、生口島には平山郁夫さんの美術館があるのですが、こちらで亀老山展望公園からの展望を描いた平山郁夫さんの作品を鑑賞することができるんですよ。
建物全体がゆとりのあるつくりで見事な庭園もあり、居心地の良い美術館なので、絵に描かれた亀老山の展望も見てみたいという方はぜひ、生口島の平山郁夫美術館にも足を運んでみてください。
亀老山展望公園へのアクセス・自転車はかなりハード!
亀老山展望公園までは公共の交通手段が通っていないため、車でのアクセスが基本です。前述した通り、島の山道の割には道路が広いので、運転に不慣れな方でもたどり着くのはそんなに難しくないと思います。
ちなみにサイクリンクロードとして人気のしまなみ海道なので、亀老山展望公園にも自転車で来ている人の姿がちらほら見受けられるのですが、かなり勾配があるので道のりはかなりハードだと思います…。頑張れる方はぜひ挑戦してみてください。
尾道側のしまなみ海道ドライブもおすすめ!
しまなみ海道観光を尾道側からスタートする場合、亀老山のある大島まで移動すると移動時間だけで結構な時間を費やしてしまうので、尾道側の島だけを半日でサクッとめぐるモデルコースを以下の記事で紹介しています。
亀老山ほどの展望ではないものの、しまなみ海道の展望スポットも含んでいますので参考にどうぞ。