だいたい国内ひとり旅

一人旅を愛する30代女子です。女ひとり旅のコツや旅の記録、おすすめの旅先なんかを綴っています。

八丈島をめぐる2泊3日旅【女ひとり旅】

5月末に、2泊3日で八丈島に一人旅。お天気がかわりやすい&雨が多いらしい八丈島ですが、毎日青空が見られて雨に降られることもなく、お天気に恵まれた島旅になりました。

2泊したので、おそらく八丈島で観光するべきところはほぼもれなく巡ってきたのでは、と思う旅でした。

旅行のタイムスケジュール

1日目

  • 八丈島空港に13:10に到着して、レンタカー屋さんへ
  • 14時ごろ:大坂トンネル展望台
  • 14時半ごろ:裏見々滝
  • 15時過ぎ:名古の展望台
  • 15時半ごろ:末吉温泉 みはらしの湯
  • 17時すぎ:八丈スーパーで夕食を調達して宿へ

2日目

  • 9時〜:シュノーケルでウミガメと泳ぐ
  • 12時ごろ:ふれあいの湯
  • 13時半過ぎ:ジャージーカフェで軽めのランチ
  • 14時半ごろ:八丈歴史民俗資料館
  • 15時半ごろ:大里の玉石垣
  • 16時半ごろ:ふれあい牧場
  • 18時ごろ:大坂トンネル展望台で夕日鑑賞
  • 18時半ごろ:南原千畳岩で夕日鑑賞

3日目

  • 10時〜:服部屋敷で無形文化財の踊りと八丈太鼓鑑賞
  • 11時ごろ:八丈植物公園
  • 12時すぎ:八丈スーパーでランチを調達してふれあい牧場へ
  • 14時半ごろ:大越鼻灯台&ナズマド
  • 15時ごろ:古民家喫茶中之郷
  • 16時過ぎ:レンタカー屋さんに車戻して、空港へ

旅の振り返り

1日目

レンタカーを借りて、まずは島でも有数の展望スポット・大坂トンネル展望台へ。八丈富士(右手)と八丈小島(左手)を一望できるスポットで、見晴らし抜群です。

続いて滝の裏側が見られる裏見々滝へ。滝まではこういう感じの道を歩いて行きます。植物がいかにも南国に来た感!

5分ぐらい歩けば滝にたどり着きます。水量は少なめのシトシト系。でもお天気によって水量も変わるのかな。

裏見々滝のあとは、八丈島の絶景露天風呂と言われている日帰り温泉「みはらしの湯」へ向かいました。偶数日・奇数日で男女入れ替えになるのですが、女性が絶景露天に入れるのは偶数日。ということで偶数日のこの日に行ってみることにしたのでした。

温泉に向かう途中に通りかかった「名古の展望台」に寄り道しつつ、たどり着いた「みはらしの湯」は確かに見晴らしが良かった!でも露天の日除けになるものがなにもないので、日差しの強い日はお風呂に入りながら日焼けしちゃいそう。

行くなら日差しが弱い時間帯を狙うのが良さそうです。景色の良さはもちろんのこと、湯温も高すぎないし、日差しさえ気にならなければ長湯したくなるお風呂でした。

朝から移動続きで疲れたので、お風呂の後は宿へ向かうことに。途中で最初に立ち寄った大坂トンネル展望台にまた通りかかったので、またまた寄り道。

ここは夕日の名所でもあるのですが、日の入りまではまだ1時間半ぐらいあったので、そこまでは待てないなあと諦めて、写真を撮ったらすぐに宿へ行きました。

宿泊先は「満天望」をチョイス。食事の評判が良い宿のようなのですが、食事付きプランがなぜか予約時に選択できない&近くに飲食店もない場所だったので、夕飯はスーパーで調達して向かいました。

1日目の夕食に選んだのは、八丈島名物の「島寿司」。お魚の漬けを使ったお寿司で、ワサビじゃなくて洋からしを使っているのも特徴のよう。

八丈スーパーではいろんな魚の島寿司が並んでたけど、一番安かったメダイを選んでみました。漬けになっているので魚の旨味が凝縮されてておいしい。でも島の人のおすすめはムツの島寿司らしいです。

2日目

2日目は朝9時からシュノーケルを予約していました。ホテルを出る前に、朝食は昨日八丈スーパーで買っておいたやたけのあんぱん。

製菓やたけという八丈島のパン屋さんのパンで、これが思いのほかおいしかった!余計なものが入ってなさそうなやさしい味で、このあとの旅の最中に何度もやたけのパンを食べました(他に食べるものがあんまりなかったとも言う…)。

そして初めてのシュノーケル!実はそんなに興味があったわけでもなかったのですが、八丈島はマリンスポーツをするのに最適な場所のようなので、じゃあやってみようかなと。

八丈島の底土海水浴場というところでのシュノーケルで、砂浜からすぐのところにサンゴ礁が広がっていて、そして優雅に泳ぐウミガメの姿も。

そもそもウミガメに会えるというのがウリのシュノーケルで、私が申し込んだ↓のシュノーケルツアーもウミガメとの遭遇率がすごく高いそうです。

www.jalan.net

私がシュノーケルをしている間に遭遇したウミガメは2頭。ウミガメにも実は別に興味がなかったんだけど、目の前を泳いでいる姿を実際に見るとなかなかテンション上がる!人気の理由がわかった気がします。(写真はツアー会社の方が撮ってくれたものです)

シュノーケルの後、ツアー会社のオフィスでシャワーは浴びられたのですがすごく簡易なシャワーだったのと、シャンプーもしっかりしたかったので、日帰り温泉「ふれあいの湯」へ。海で冷えた身体がしっかりあったまる温泉で、露天もあってのんびり入浴できました。

お風呂を上がったらもう13時過ぎ。腹ペコなので目星をつけていたお蕎麦屋さんに行ったのですが、なんと運の悪いことに臨時休業中。しょうがないので、こちらも行ってみたいと思っていたジャージーカフェに行ってみました。

サンドイッチぐらいはあるかなあと思ったんだけどそれもなくて、並んでいる中では一番お腹に溜まりそうだったフレンチトーストと、パッションフルーツゼリーにソフトクリームがトッピングされたスイーツを注文。

甘い×甘いになってしまったけど、糖分を欲していたらしく、ペロリとおいしく食べられました。しかしお昼ご飯としては当然量は足りませんでしたが…。

続いて東京都八丈支庁の展示ホールにある、八丈歴史民俗資料館へ。とくに八丈島にかつて島流しにあった人たちの紹介が興味深いものでした。罪人とはいえいろんな文化が持ち込まれて、島にとってはメリットも多かったよう。

そのあとは大里の玉石垣へ。この石垣を積む技術も流人の一人が伝授したものだそう。

漆喰も使っていないのに、地震に遭っても壊れないんだそう。江戸時代に造られたものだそうですが、きれいに残っていました。

朝から動き回って疲れてきたけど、この日は夕日を見たいなと思っていて。夕暮れまではまだまだ時間があったので、続いてふれあい牧場へ。八丈富士の中腹にある牧場で、眼下に海を望める場所でした。

牧場の下に雲が広がっていて、つまり雲より高い場所にある牧場!開放感抜群で、とても気持ちの良い場所でした。

牧場でのんびり景色を眺めていたら、ようやく良い時間になってきたので、この旅3度目の大坂トンネル展望台へ移動。

太陽はすっかり傾いてはきているけど、まだ沈むまでは時間がかかりそうだなと思い、こちらも有名な夕日スポット・南原千畳岩へ移動してみました。

こちらでしばしのんびり、八丈小島の裾野に日が沈む様子を眺めて2日目は終わり。

ちなみに2日目の夕飯もホテルで、スーパーで買ってきたもので済ませました。

3日目

最終日の3日目は、服部屋敷の観光からスタート。

朝10時からの「樫立踊りと八丈太鼓」を見るのが目的。渋いショーですが、日本舞踊を習っているためか伝統の踊りにちょっと興味がありました。

驚いたのは、音楽がなくて全部生歌にあわせて踊ること。本当に素朴な踊りで、でも動きは結構早いものもあって(複数種類の踊りを連続して踊ります)、よくこれを受け継いでいるなあ。

服部屋敷自体はほぼ見るものがないので、もし訪れるならこの踊りの開催時間にあわせて来た方が良さそうです。

ショーを見た後は、八丈植物公園へ。

思いのほか敷地が広くて、1時間以上歩き回る。森の中を歩くのは気持ち良いです。

なぜかキョンもいる。檻の中でなんだか所在なさげでしたが、姿形はなかなか可愛かった。

八丈植物公園を見終わるともうお昼の時間。なのですがもう本当に食べたいものがなくて…八丈島は名物と言われるものも少ないし、これ食べてみたい!と思える選択肢も少なくて、食べるもの選びに本当に苦労したなあ。

結局またまた八丈スーパーに行って、おそらく島寿司のヅケがのった漬け丼をチョイス。せっかくだから見晴らしの良い場所で食べたいと思って、昨日行ったふれあい牧場へまた行ってみました。

牧場の自由に使える休憩所のようなところで食べることにしたのですが、いざ行ってみたらうっすら牛のフンの臭いがしてるし(牧場なんだから当たり前か…)、これは場所選び間違えたなーと思いつつ、移動も面倒なのでここで食べてしまう。

が、食べ終わった後で、牧場のおじさんにここは飲食禁止と言われる…。(でも食べ終わるのを待って言ってくれた、優しいおじさん)

いろいろ間違ったけど、とりあえずお腹は満たされたのでよかったです…。

何はともあれ、この日も牧場の見晴らしは最高!

そして八丈島空港もこの牧場からはよく見える。しばし待って、飛行機の離陸を見送りました。

そしてまだ飛行機まで時間があるので、もう完全な消化試合という感じで、大越鼻灯台まで車を走らせてみたり、

ナズマドというダイビングスポットに行ってみたりする。透明度高くてすごくきれいだけど、波がけっこうザップンザップンしてて、ここから海に入っていくなんて怖くないのかなあ…。

そしてそれでもまだ時間があるので、最後に古民家喫茶中之郷へ。

島の人気カフェで、このカフェスペースの三方の窓が開放されていて、風が抜ける心地よいカフェでした。ただバリリゾート風の音楽みたいなのが流されていて、この音楽なしだったら自然の音で満たされてより良いのになあとは思ったけど。

ここで小一時間のんびりして、ようやく良い時間になったので、レンタカー屋さんへと車を返しに行って、空港へと送迎してもらって帰路に着いたのでした。

八丈島の旅を振り返って

2泊3日の旅を終えて思ったことは、八丈島は本当に手付かずの豊かな自然が残る場所なんだなあということ。

観光スポットらしい観光スポットはあまり多くなく、なので訪れるならマリンスポーツ目当てか、あとは私はしなかったけど八条富士への登山や、時期によっては光るキノコを見にいくというアクティビティなんかも人気あるよう。

海&山の自然の中で遊ぶ!というのを目的に行くのが良さそうな場所でした。

そして食事難民にならないように、宿は夕飯付きのプランを予約した方がよかったなというのが、なにげに一番思ったところです。