だいたい国内ひとり旅

一人旅を愛する30代女子です。女ひとり旅のコツや旅の記録、おすすめの旅先なんかを綴っています。

尾道を半日で観光!尾道の街をめぐるモデルコース&しまなみ海道ドライブモデルコース

f:id:morinokotabi:20190522195233j:plain尾道観光したいけど半日しか時間がとれない、という方向けに、尾道の街を半日で観光するプランと、しまなみ海道を半日でドライブするプランの2プランをまとめました。

1.尾道の街を半日でめぐるモデルコース

尾道の街に多いものといえば、お寺と猫と細い小道に、ここにしかないおしゃれで個性的なお店の数々。そのすべてを半日で巡って、尾道の街を短時間でも満喫できるモデルコースをまずはご紹介します。

<目次>

1−1.尾道水道の絶景を堪能できる「千光寺」(所要時間:2時間)

f:id:morinokotabi:20190603211757j:plain尾道一有名な観光スポットといえば、やっぱり千光寺。坂の上にあるのでロープウェイか、あるいは車でも近くまで行くことができます。(ただしこの後のルートを考えるとロープウェイで上がった方が便利かもしれません)

f:id:morinokotabi:20190522193311j:plain千光寺の魅力はなんといってもこの眺望!目の前に尾道水道と、しまなみ海道も望むことができます。

f:id:morinokotabi:20190522193516j:plainそして千光寺はまるで岩の間に無理やり建てられたようなお寺で、敷地内のあちこちに巨岩がそびえ立ってます。

そのうちの一つ、岩でできた石鎚山にはなんと鎖をたどって登ることもできるんですよ。

くさり山(石鎚山)鎖修行という修行の一貫だそうなので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。

f:id:morinokotabi:20190522194019j:plain参道にある鼓岩も見どころの一つ。岩の上を石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がすることから名付けられたそうです。

f:id:morinokotabi:20190522194118j:plain岩を叩くための金づちが設置されてますので、実際に叩いてその音を確かめてくださいね。

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そして千光寺のさらに上に、展望台がありこちらからも尾道水道を見下ろせます。

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この展望台の横には「恋人の聖地」のモニュメントが。

なぜここが恋人の聖地なのかはよくわからなかったですが、モニュメントが猫の像になっているのが尾道らしい!

カップルは南京錠を買って、メッセージを書いて吊り下げていくのが定番のようですよ。

1-2.猫のモチーフがいっぱいの「猫の細道」(移動時間+所要時間:30分)

f:id:morinokotabi:20190522194956j:plain続いて訪れる猫の細道は、千光寺から徒歩5分ほど。本堂の下にある石段を下っていくとたどり着きます。

(猫の細道と次に向かう尾道本通り商店街はどちらも徒歩で行くことになるので、千光寺までロープウェイで行く場合は往復ではなく片道を買ってくださいね)

f:id:morinokotabi:20190522195233j:plain途中で通りかかる天寧寺の三重塔はおすすめの撮影スポット!三重塔越しの尾道水道をぜひ写真に収めてください。

f:id:morinokotabi:20190522195403j:plain天寧寺をすぎてそのまま石段を降りていくと、まもなく猫の細道にたどり着きます。

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猫の細道はとにかく猫のモチーフがいっぱい!あちこちに猫が潜んでいるので、写真を撮るのが楽しいです。

f:id:morinokotabi:20190522232807j:plainそして運が良ければ本物の猫にも会えるかも!

f:id:morinokotabi:20190522200004j:plain通り沿いには「招き猫美術館」やカフェ、猫グッズのお店など気になるスポットもいろいろ。立ち寄ってみたい方は、次の尾道本通り商店街の散策時間をちょっと削って、猫の細道の滞在時間を伸ばしてもいいかもしれません。

1-3.おしゃれなお店が集まる「尾道本通り商店街」(移動時間+所要時間:1時間30分)

f:id:morinokotabi:20190522200457j:plain続いて向かう尾道本通り商店街は、猫の細道から歩いて5〜6分ほどで向かうことができます。

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尾道本通り商店街は、ここにしかない個性的でおしゃれお店がたくさんあって、個人的には本当におすすめのスポット!

歩いて気になるお店に片っ端から立ち寄ってみてもらいたいのですが、なかでも人気なのは、“大和湯”という銭湯を改装した中華料理屋さん(元はカフェ&尾道名物を扱う「ゆーゆー」というお店でしたが、今は中華料理屋になったようです)や、尾道帆布の専門店「工房尾道帆布」あたりでしょうか。

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尾道土産を買いたい方は、「尾道ええもんや」にも寄ってみてください。

ハートの形のレモン風味の「はつ恋タルト」にプレミアムレモンケーキといった柑橘系を使ったスイーツなど、尾道らしいお土産が揃っています。

 

ほかにも、すぐ売り切れてしまう人気店パン屋航路や、休みの日は行列ができるクレープ屋さんエタニティ、本通り商店街ではなくすぐ近くの駅前商店街の方になりますが尾道プリンで人気のおやつとやまねこなど、時間が許せば寄ってみたいお店がたくさん。

 

残念ながら予定している時間内では回りきれないので、あらかじめ行きたいお店を絞り込んでおくことをおすすめします! 

 

上記で紹介したお店も含めて、個人的にも好きなおすすめのお店を↓の記事にまとめていますので、こちらもよろしければぜひ。

 

2.しまなみ海道半日ドライブモデルコース

広島・尾道〜愛媛・今治を結ぶしまなみ海道は、寄り道せず走り抜けば1時間で渡り切れますが、それではもったいないので、広島側の向島と岩子島、生口島の観光スポットにも立ち寄るモデルコースをご紹介します。

<目次>

2-1.瀬戸内海の多島美を堪能できる「向島・高見山展望台」(所要時間:30分)

f:id:morinokotabi:20190522205816j:plain尾道市街の対岸に位置する向島の展望スポット・高見山展望台。ここから眺める瀬戸内海と浮かぶ島々の景色が美しく、ぜひこの景色を堪能しに訪れてほしい場所!

f:id:morinokotabi:20190612205835j:plain西の方角にはしまなみ海道の橋も眺められます。

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名前の通り高見山の山頂にある展望台で、しっかり展望台の建物も建てられています。駐車場として整備されているわけではないですが、駐車できるスペースはあるので山頂まで車で行って大丈夫です。

f:id:morinokotabi:20190522210120j:plain個人的には、ここはミモザの木がたくさんあるのも見どころの一つ!自生しているのだと思いますが、こんな黄色い花をつけた木が山頂近くにたくさん生えています。3〜4月に花が咲くので、この時期に尾道を旅行するならぜひ行ってほしい場所。

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そして数は多くないものの桜の木も植えられているので、開花時期は瀬戸内海の穏やかな青い海と桜のコントラストが見事ですよ〜。

2−2.宮島と同じく海に浮かぶ鳥居が建つ「岩子島・厳島神社」(移動時間+所要時間:1時間)

f:id:morinokotabi:20190526201537j:plain高見山展望台のある向島からさらに橋で繋がる岩子島(いわしじま)には、宮島と同じく、満潮時には海に浮かぶ鳥居がシンボルの厳島神社があります。

f:id:morinokotabi:20190526200509j:plain鳥居が建つ場所は、岩子島海水浴場と名付けられたいわゆるビーチ!海の透明度は抜群で、比較的遠浅のビーチのようなので海水浴には良さそう。宮島の厳島神社前ではさすがに泳ぐことはできないので、この環境での海水浴はある意味貴重かもしれません。

f:id:morinokotabi:20190526201206j:plain満潮時には海のなかに浮かぶ格好になる鳥居ですが、私が行ったタイミングはまだ砂浜の上。ただ、鳥居のさらに前に置かれた手水舎と石灯篭はしっかり海の中で、とても神秘的に感じる景観でした。

f:id:morinokotabi:20190526201239j:plain訪れる人も多くない、聞こえてくるのは波の音だけの静かな環境で、この景色をのんびり眺めるのはなかなかに良い時間ですよ。

f:id:morinokotabi:20190526202117j:plain高見山展望台から見下ろす瀬戸内海の景色を楽しんだ後は、ぜひ岩子島の厳島神社で間近に見る海の美しさを堪能してください。

厳島神社への詳細なアクセス方法など、よりくわしくはこちらの記事で紹介しています↓

2-3(パターン1).ゆったりとした時間が流れる「生口島・平山郁夫美術館」(移動時間+所要時間:2時間)

f:id:morinokotabi:20190522223841j:plain続いて向かう因島では、平山郁夫美術館か耕三寺美術館のどちらかを訪れましょう。どちらもおすすめスポットなのですが時間的に両方は難しいと思うので、お好みの方を選んでみてください。

まずはパターン1として平山郁夫美術館をご紹介。厳島神社から美術館までは、車で30分ほどで行けます。こじんまりとした施設ですが、全体的にゆとりのあるつくりと展示で、ゆっくり過ごしたくなる場所です。

f:id:morinokotabi:20190522223347j:plain敷地内のお庭もとてもきれいに手入れされています。

f:id:morinokotabi:20190522212242j:plain館内はすべて写真OK!(一部フラッシュ禁止の案内だけあったかもしれません)

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そもそもなぜ平山郁夫さんの美術館がここ生口島にあるのかというと、ここ生口島が平山郁夫さんの出身地だから。(子供の頃に書いた絵も時系列に展示されていて、当たり前ですがびっくりするほど上手!)

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そして平山さんが中学3年生の時に広島に原爆が落とされて、平山さん自身も当時広島市内で被爆したんだそう。原爆のきのこ雲の絵や、原爆ドームの絵の展示は、見ていて胸に迫るものがありました。

2-3(パターン2).ギリシャのような風景が人気の「生口島・耕三寺博物館」(移動時間+所要時間:2時間)

f:id:morinokotabi:20190522223931j:plainパターン2の耕三寺博物館も厳島神社から車で30分ほど、平山郁夫美術館のすぐ近くです。ここは言葉を選ばず言えば、まるでB級スポットのような

入り口の派手さも、拝観料が大人ひとり1,400円というのも結構な驚きでしたが、お寺の奥のエリアにある、まるでギリシャのような光景が広がる「未来心の丘」というスポットが大人気で、若者も多く訪れる生口島の定番観光地です。

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日光東照宮の陽明門のような建物には「陽明門を手本として建立」と説明があるし、一方で平等院に似ている建物には「平等院を手本として建立」と書いてあるし、とにかく有名なお寺やら神社やらの建築物を模した建物が複数建てられています。

登録有形文化財に指定されている建物も多く、どれも立派!

f:id:morinokotabi:20190522225450j:plainそしてこのお寺の敷地内の奥の方にあるのが、先に触れた大理石の庭園「未来心の丘」です。

“耕三寺博物館”と名乗っているだけあって芸術活動にも力を入れており、広島出身の彫刻家に依頼して、イタリアから輸入した約3千トンもの大理石を用いて、12年の歳月をかけて造ったそう。

広さ5,000平方メートルにも及ぶ広大さで、眩しいぐらいにどこもかしこも白い!

f:id:morinokotabi:20190522225455j:plainとてもお寺の敷地内とは思えない空間ですが、まるでギリシャのようと言われるのも納得の景観ですし、見応えは十分。写真を撮るのも楽しい空間です。
f:id:morinokotabi:20190522225458j:plainそしてここからは瀬戸内海の海も見下ろせて、周りの景色も楽しめますよ。人によって評価が分かれそうではありますが、お寺の参拝というより芸術鑑賞のつもりで行くと楽しめると思います!

2-4.レモンケーキの人気店「生口島・島ごころ」(移動時間+所要時間:30分)

f:id:morinokotabi:20190522231323j:plain最後に、生口島のお土産購入におすすめのスポット「島ごころ」へ。

生口島の地元のお菓子屋さんで、レモンケーキなどレモンを使ったスイーツを製造・販売しています。耕三寺博物館から歩いてすぐ、黄色い壁が目印のお店です。

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扱っている商品数はさほど多くなく、休憩スペースが広々。コーヒーを無料で提供しているので、一休みしている人もたくさんいて賑わっていることが多いです。

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一番人気は店名がそのまま商品名になっている「島ごころ」。レモンの形のオーソドックスなレモンケーキです。

レモンの皮まで使ったジャムが生地に練りこんであるので、レモンの皮の苦味も良いアクセントに。

レモンはもちろん地元産、小麦粉も国産のものを使っているそう。しまなみ海道ドライブのお土産にはぴったりです。