尾道にも厳島神社が!海に浮かぶ鳥居がシンボルの岩子島のパワースポット
尾道市街の対岸にある向島から、さらに橋で繋がる岩子島には、宮島と同じく、満潮時には海に浮かぶ鳥居がシンボルの厳島神社があります。手水舎や石灯篭も潮が満ちると海水に浸り、どことなく神秘的な光景が広がるパワースポットです。
<目次>
岩子島海水浴場に建つ神社
岩子島の海沿いに建つ厳島神社。鳥居はその拝殿・本殿の建物目の前、岩子島海水浴場と名付けられた海岸沿いに建っています。
夏には海水浴客で賑わう、いわゆるビーチで、訪れたのは5月末なのでさすがに海水浴客はいませんでしたが、海の透明度は抜群!
海の色を見ても比較的遠浅のビーチに見えるので、海水浴にはとても良さそうなビーチです。宮島の厳島神社前ではさすがに泳ぐことはできないので、この環境での海水浴はある意味貴重かも。
そして私が行ったときはまだ潮が引いている時間帯だったので、鳥居は海から出ている状態でしたが、鳥居のさらに前に置かれた手水舎と石灯篭は海の中。
なんでこんな海に沈む位置にあるんだろう?と疑問だったのですが、岩子島ではなく宮島の厳島神社では、海に浮かぶ鳥居をくぐってから本殿にお参りするのが正式な参拝方法であるという説明を聞いたことがあるので、それと同じ理屈で、海側からの参拝を前提にして鳥居のさらに手前(沖側)に手水舎と石灯篭が設けられているのかも…?(特に説明はなかったので、あくまで私の推測です)
鳥居が海に浮かぶ様子は見られなかったけれど、海に浮かぶ手水舎と石灯篭の光景だけでも、ずいぶんと神秘的に感じる景観でした。
鳥居から伸びる参道の先に建つ拝殿
鳥居からまっすぐ参道が伸びていて、その奥に拝殿が建っています。
建物や周辺の様子を見ても手入れはされているように見えますが、拝殿は閉じられていて、社務所のような建物もなく、まったく人気はない状態でした。
拝殿の奥に御本殿が。こちらも当然ながら門は閉じられています。
ぐるっと回って拝殿側から鳥居の建つ海を眺めると、ヤシっぽい木と海の青さとが相まって、なんだかとっても南国感!この景色の中に鳥居が建っているって、なんだかとても不思議です。
道路挟んで向かいにある「位王八正神」も見どころ
向島大橋を渡り海沿いの道を道なりに走ってくると、厳島神社は道路の左手に位置しているのですが、神社のちょうど反対側、道路から見て右手側に「位王八正神」という神社があります。
神社の周囲を竹やぶがぐるりと囲んでいて、神社へ続く階段にも竹の落ち葉がびっしり。
こんな風に竹林に囲まれた神社は、なかなか見ない気がします。賽銭箱はずいぶん新しいものに見えたので、こちらもしっかり人の手は入っているよう。
昼過ぎに行ったので、竹林に囲まれているわりには陽がしっかりさして明るい雰囲気でしたが、陽が当たらない時間だったらきっと怖いぐらいの鬱蒼感。海に向かって拓けている厳島神社とは対照的な雰囲気で佇んでいるので、気になる方はぜひこちらの神社も訪ねてみて下さい。
岩子島の厳島神社へのアクセス
岩子島の厳島神社までは、公共交通機関は通っていないので車で行くか、あるいは自転車で行くという方法もあります。
車の場合は尾道市街からは尾道大橋を渡ってまず向島へ(しまなみ海道の新尾道大橋ではなく、尾道大橋を通ると通行料がかかりません)、さらに向島大橋を渡ってすぐ左折すると海沿いの道に出ます。道なりにしばらく進むと、神社の駐車場が左手に見えてくるのでそこに車を停めて参拝しましょう。
自転車の場合は、尾道から渡船かフェリーで向島まで渡り、向島の港から自転車で神社まで向かいましょう。特に岩子島に渡ってからは多少アップダウンがあるので、頑張って漕いでください!ほぼ海沿いを走ることになるので、景色は抜群ですよ。
夕暮れ時も美しい!(らしい)
私は真昼間に行きましたが、夕暮れ時の景色もそれはそれは美しいようです。神社の境内も周辺も人気があまりないので、特に女性ひとりで夕方行くのは気をつけたほうが良さそうですが、私も気をつけながらいずれ夕焼けを眺めに行ってみたいと思います。尾道で観光するときの選択肢の一つとして、ぜひ岩子島の厳島神社も検討してみて下さい!