【続報その③】蕪嶋神社の火事その後〜再建は2020年3月目標(2018年6月現在)
2015年11月に火事により社殿が消失してしまった八戸・蕪嶋神社。2018年6月に訪れたところ、再建が着々と進んでいる様子。新御社殿は2020年3月の完成を予定しているそうです。
ウミネコが集まる八戸のシンボル・蕪嶋神社
現在の様子をお伝えする前に、簡単に蕪嶋神社についておさらいを。
蕪嶋神社は、八戸市にある蕪島という陸続きの小さな島に建つ神社です。目の前は海というロケーションなので、東日本大震災の時も津波によって敷地の一部に被害を受けたものの、社殿は無事だったことから震災復興のシンボルともされていたとのこと。
蕪嶋神社といえば、有名なのが「かぶあがりひょうたん御守」のお守り。「蕪」を「株」にかけて、「自分の株があがる」、「持っていると株が値上がりする」と言ったご利益もあると言われているとか。
神社の火災が起きたのは2015年11月のこと。その年が本厄で、厄除けのひょうたん祈願を2015年の年始にお願いしてきたところだったので、火事で本殿が消失してしまったことは個人的にもとてもショックで、その後の様子がずっと気になっていました。
鋭意再建中!周辺整備も順調に進んでいる様子
当初は2018年12月の再建を目標に掲げていたので、その予定よりはだいぶ遅れてしまったようですが、2018年6月現在では2020年3月完成を目標に再建が進められています。
神社の敷地にはまだ入れませんが、社務所が近くにできていて、お守りやご祈祷、寄付の申し込みなども受け付けていました。
神社の再建が道半ばという一方で、周辺は火事の前よりずいぶんと整備が進んでいる様子。
そしてウミネコも健在!訪れた6月はちょうど繁殖期だったので、あちこちで卵を温めているウミネコの姿が見られましたよ。
小山になっている草っ原で子育てしている間を、人間が歩けるように通路が整備されているのです。通路ギリギリのところで卵を温めているウミネコがたくさんいて、近くを通ると一部のウミネコにすごい威嚇される…けれど昔からこういう環境での繁殖を繰り返してきているためなのか、特に気にも留めない様子のウミネコもたくさんいました。
社殿全体がビニールシートのようなもので覆われていますし、近づくこともできないのでその姿を見ることはまだ叶いませんが、2020年3月には無事完成していることを祈りながら、また定期的に訪れたいと思います。
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